ブログ

  • パスワードが分からず株を売れなかった話

    シリコンバレー銀行破綻で学んだこと

    株式投資を始めて約1年半。
    スタンスは「買ったらほったらかし」。個別株を長期保有していました。

    そんな中で起きたのが、シリコンバレー銀行(SVB)の破綻。
    これをきっかけに、日経平均は4日連続で急落しました。

    1日目・2日目は静観

    「1日で落ちて終わるやろ」と思っていたら、2日目も下落。
    「一時的な調整やろ」と楽観的に構えていました。

    3日目に焦りが来る

    3日目も大幅下落。
    さすがに「これはマズい」と感じて、ポジションを軽くしようと売却を決意。

    まさかの取引パスワード忘れ

    ログインはできたのに、売買に必要な取引パスワードを完全に忘れていました。
    普段ほとんど取引しないため記憶になく、しかもその時は仕事中。
    再設定の手続きもできず、結局その日の取引は終了。

    4日目も下落、利益が吹き飛ぶ

    「さすがに明日は反発するやろ」──そう思った4日目も、まさかの急落。
    結果、1年半かけて積み上げた利益がすべて消えてしまいました。

    結果オーライの展開

    しばらくは諦めて放置。
    ところが時間が経つと株価は徐々に回復し、最終的には元の水準まで戻りました。

    あの時、慌てて売らなくて本当によかった。
    パスワードを忘れるという“大失敗”が、結果的には狼狽売りを防いだという、なんとも不思議な経験でした。

    この経験から学んだこと

    • 取引パスワードは必ず管理する
    • 短期的な値動きに振り回されない
    • 長期目線なら、焦らずに待つ選択もあり

    投資はメンタル勝負だとよく言われますが、今回ほどそれを実感したことはありません。
    「売れなかった失敗」が「売らなくてよかった学び」に変わったのは、まさに投資の奥深さだと感じています。

    ちなみに今はパスワード管理アプリで徹底管理してるので、同じ失敗はもうしません笑

  • 自国通貨建て国債は破綻しない…は本当か?

    MMT(現代貨幣理論)では「政府が自国通貨を発行できる限り、破綻はしない」とされます。
    実際、日本の国債はほぼすべて円建てで、日銀が“最後の貸し手”として買い支える構造があるため、形式的なデフォルト(債務不履行)は起こりにくいとされます。

    ⚠️ でも、過去には“破綻した国”もある
    ハーバード大学の研究によると、1970年以降でも42カ国が自国通貨建て国債でデフォルトしています。
    その共通点は以下の3つ:

    ・政情不安(例:アンゴラ内戦)
    ・実質外貨建て(例:ユーロ圏のギリシャ)
    ・ハイパーインフレ(例:ジンバブエ)

    つまり、政府の機能不全・通貨の信認喪失・インフレ暴走が起これば、
    “自国通貨建て”でも破綻はあり得るということ。

    🚧 じゃあ、日本の“越えたらあかんボーダー”って何?
    これは明確な数値ではなく、複合的な信認の崩壊ラインです。
    以下のような兆候が重なると危険領域に入る可能性があります:

    ・インフレ率が制御不能になる(年率5〜10%超が常態化)
    ・国債の利回りが急騰する(市場が“逃げ始める”)
    ・日銀の国債保有比率が極端に高まる(市場機能の喪失)
    ・円の信認が国際的に揺らぐ(為替が暴落)

    この“ボーダー”は、誰も越えたことがないからこそ、思想設計で予測し、備える必要がある。

    「“破綻しない”とは、誰にとっての安心か?」──政府?市場?国民?
    「ボーダーを越える前に、何を見ればいい?」──インフレ?為替?国債利回り?
    「“納得感ある財政拡張”とは、どこまでが許容範囲か?」

    “破綻しない”という言葉の裏にある構造を読み解くことが、
    納得感ある投資判断と制度設計の第一歩になる。

  • 関心を持つことが政治を変える──無関心が育てる組織票の支配

    はじめに:「関心を持ったら偏る」という空気
    「政治の話は面倒くさい」
    「関心を持ったら偏ってると思われる」
    そんな空気の中で育つと、人は“政治的関心”そのものを避けるようになる。
    でもそれって、ほんまに“中立”なんやろか?

    僕自身、ブログを運営する中で「思想を持つと読者が離れるかも」と思ったことがある。
    けど最近、その前提がひっくり返った。

    🧩 無関心は育てられる──空気が思想を封じる構造
    学校では政治の話は避けられ、職場では「政治的発言はNG」
    SNSでは「炎上するから黙っとこう」──そんな空気が、関心を持つこと=リスクという思想を内面化させる。
    結果として、無関心が“育つ”。
    そしてその無関心が、政治の構造にある“ある力”を強化する。

    🗳️ 無関心が組織票を強化するメカニズム
    組織票とは、労働組合・業界団体・宗教団体などがまとまって投票する票のこと。
    この票は、投票率が低ければ低いほど、相対的な影響力が増す。

    例:10万人の有権者のうち4万人しか投票しなければ、1万人の組織票は25%の力を持つ

    つまり──
    無関心が広がれば広がるほど、組織票が“効く”ようになる。
    そして政治は“安定的に運営”される。なぜなら、予測可能な票だけで勝てるから。

    💼 ブログにおける“関心の設計”
    僕のブログでは、投資・ライフスタイル・働き方などの選択肢を提示してる。
    その中で「関心を持つこと」は、読者に“納得感ある選択肢”を届けるための前提やと思ってる。

    投資に関心を持つことで、制度や税制の設計に気づける
    働き方に関心を持つことで、社会構造の選択肢が見えてくる
    政治に関心を持つことで、制度の“出口設計”が可能になる

    関心を持つことは、選択肢を設計する力や。
    そしてその力は、思想を持つことから始まる。

    🧭 結論:無関心こそが最大の偏り
    「関心を持ったら偏る」ではなく、
    関心を持たないことこそが、最大の偏りやと思う。

    政治に関心を持つことは、思想を持つこと。
    思想を持つことは、選択肢を設計する力。
    そしてその力が、民主主義を“選び直せる構造”に保つ。

    ブログも同じ。思想を持つことは、読者との信頼構築。
    無関心ではなく、納得感ある関心を持つことが、選択肢の設計につながる。

  • 💡 補助金は“公的ベンチャーキャピタル”である──納得感ある挑戦のための制度設計論

    1. 補助金の正体:「ほんまにもらえるの?」という違和感
      補助金制度に触れたとき、多くの人が抱く感情は「え、ほんまに?」という半信半疑。
      それは、制度が“支援”を謳いながらも、実態は“選抜型投資”だからだ。
      つまり、補助金とは「誰でももらえるラッキー資金」ではなく、「政策目的に沿った挑戦者に対する公的投資」である。
      この違和感は、補助金が“公平性”よりも“選択性”を重視していることの証左であり、
      制度設計の本質を見抜くための第一歩でもある。
    2. 補助金=公的VCという構造的理解
      補助金は、民間VCがリスクを取れない領域に対して、国家が“先行投資”する装置。
      その意味で、補助金は「公的ベンチャーキャピタル」として機能している。
    3. 申請者の立ち位置:「受け身」ではなく「戦略的活用者」
      補助金を“もらえるかどうか”で判断するのではなく、
      「自分の挑戦が制度設計と接続しているか」を見極めることが重要。

    ✅ 自分の事業が政策目的と一致しているか
    ✅ 成果が社会的リターンにつながるか
    ✅ 補助金が“納得感ある選択肢”の一部になっているか

    この視点を持つことで、補助金は単なる資金調達ではなく、
    “納得感ある挑戦”を加速させるレバレッジになる。

    1. まとめ:補助金は「制度を読む力」がすべて
      補助金は、制度設計を読み解き、自分の挑戦と接続できる者だけが“納得感ある選択肢”として活用できる。
      それはまさに、「合理性×体験価値×納得感」の三軸設計そのもの。

    補助金は“公的ベンチャーキャピタル”である。
    もらえるかどうかではなく、使いこなせるかどうかが勝負。

  • 円安は誰のせい?財務省の“統制型財政”と自己保存戦略を読み解く

    はじめに:円安は「結果」であり、「構造」の反映である
    2022年以降、日本円は急激な円安に見舞われた。
    その原因としてよく挙げられるのは「日米金利差」「貿易赤字」「エネルギー高騰」などだが、これらはあくまで表層的な要因にすぎない。
    本稿では、円安の根本原因を「制度設計」と「組織論」の視点から読み解く。
    キーワードは――財務省の“統制型財政”と自己保存戦略である。

    第1章:財務省が築いた“デフレ構造”の30年
    1990年代以降、日本は長期デフレに陥った。
    財務省は「財政健全化」を旗印に、歳出抑制・増税路線を推進。
    プライマリーバランス黒字化を至上命題とし、景気より財政規律を優先してきた。
    この結果、国内需要は抑制され、企業の投資意欲も減退。
    経済成長率は低迷し、金利は上がらず、円は売られやすい通貨となった。

    第2章:インフレと賃金上昇がもたらす“組織的矛盾”
    2024年以降、日本にもインフレ傾向と賃金上昇の兆しが見え始めた。
    しかし、財務省はこれを歓迎するどころか、増税路線を強化している。
    ・消費税増税の議論
    ・所得控除の縮小
    ・社会保険料の引き上げ
    これらの施策は、インフレによる好景気を抑え込む方向に働く。
    なぜか?
    それは、インフレ・好景気が財務省の存在意義を揺るがすからである。

    第3章:自己保存戦略としての“増税路線”
    財務省は、統制型財政モデルの中で権限を維持してきた。
    もし減税によって好景気が実現すれば、
    「財政規律こそが国を守る」という前提が崩れ、
    財務省の統制力は弱まる。
    そのため、財務省はインフレを“抑え込むべきもの”として扱い、
    増税という手段で自己保存戦略を遂行しているように見える。

    第4章:日銀と市場の役割は“補助線”にすぎない
    日銀は長らくゼロ金利政策を維持し、金利差による円安を招いた。
    市場は貿易赤字・資本流出に反応し、円売りを加速させた。
    しかし、これらはあくまで財務省が設計した構造の中での反応である。
    根本的な円安の原因は、金利が上がらない構造=デフレ設計にある。

    第5章:投資家としての“納得感ある選択肢”とは
    円安は一時的な現象ではなく、制度設計の帰結である。
    だからこそ、投資家は以下のような選択肢を検討すべきだ。
    ・外貨建て資産(GLDM・FANG+・米国ETFなど)への分散
    ・インフレ耐性のある資産(コモディティ・不動産)へのシフト
    ・制度活用(NISA・iDeCo)による税制最適化
    そして何より、制度の裏にある“設計思想”を読み解く力が求められる。

    おわりに:円安の“犯人”は誰か?
    円安の直接的な原因は金利差かもしれない。
    だが、なぜ日本の金利は上がらないのか?
    その問いの先にあるのが、財務省の統制型財政と自己保存戦略である。
    円安は「市場の反応」ではなく、「制度の反映」。
    その構造を理解することが、納得感ある投資判断への第一歩となる。

  • 【2025年版】NISA制度改正の背景と“政府の狙い”を読み解く

    ―非課税枠拡充の裏にある“課税強化”という伏線―

    はじめに:NISAは“国民の味方”なのか?

    2024年から始まった新NISA制度。
    非課税枠は最大1,800万円、制度は恒久化され、対象商品も拡充。
    一見すると「国民の資産形成を支援する神制度」に見えるが――その裏に、“課税強化の布石”としての構造が潜んでいる可能性はないだろうか。

    この記事では、制度改正の背景を構造的に読み解き、投資家が取るべき合理的な選択肢を提示する。

    第1章:新NISAの“表の顔”――資産運用立国の旗印

    政府・金融庁が掲げる目的は明快だ。

    • 「貯蓄から投資へ」の流れを加速
    • 若年層・高齢層含む全世代の資産形成支援
    • 投資人口の拡大による経済活性化

    この文脈で、非課税枠の拡充・制度の恒久化・対象商品の柔軟化が進められた。
    だが、ここで一つの問いが浮かぶ。

    なぜ、ここまで“手厚い制度”が急速に整備されたのか?

    第2章:裏にある“交換条件”――金融所得課税強化の布石

    同時期に議論されていたのが、金融所得課税の見直しである。

    • 現行の20%課税を引き上げる案が複数浮上
    • 所得税・住民税の一体化による累進課税強化
    • 高所得者層への課税強化と“公平性”の再定義

    この流れの中で、NISAの非課税枠拡充は、「課税強化の納得誘導装置」として機能している可能性がある。

    「これだけ非課税枠をあげたんだから、課税強化しても文句ないよね?」

    という“構造的な交換条件”が見えてくる。

    第3章:制度設計の“構造”を分解する

    この構造は、“納得感ある選択肢”を提示する設計型ブログとして、読者にとって非常に価値がある。

    第4章:投資家が取るべき“合理的な選択肢”

    ✅ 非課税枠の“使い切り設計”

    • 成長投資枠と積立枠を戦略的に使い分ける
    • ETF・個別株・インデックスのバランス設計

    ✅ 課税強化を前提とした“出口戦略”

    • 利益確定タイミングの分散
    • 課税対象外の資産(iDeCo・保険など)との組み合わせ

    ✅ 制度変更に備えた“柔軟性の確保”

    • NISA枠外の資産も分散管理
    • 政策変更に応じたリバランス設計

    おわりに:制度を“使いこなす”という選択肢

    NISAは、使い方次第で“資産形成の味方”にも“課税強化の罠”にもなる。
    だが、制度の構造を読み解き、納得感ある選択肢を設計できれば――それは、人生設計の自由度を高める武器になる。

  • 📈スロッター脳で育てる資産形成──“勝ち続ける力”の本質

    僕はスロットが好きだった。
    設定狙い、波読み、資金管理──勝ち方はわかっていた。
    実際、収支もプラスだった。

    でも、6年前に辞めた。

    理由はシンプル。勝ってるのに、何も残っていない

    🎰勝っていたのに、辞めた理由

    スロットは勝てる。
    でも、勝ったその日が終われば、またゼロからのスタート。

    • 勝っても、翌日にはまたホールへ
    • 資金は増えても、生活は変わらない
    • 時間と気力を使って、収支は横ばい

    「勝ってるのに、人生が進まない」──それが、僕の違和感だった。

    スロットの勝ち方は、瞬間の勝負に最適化されている。
    でも、“勝ち続ける”には、場所を変える必要がある

    📈資産形成は“育てる勝負”

    スロットが“瞬間の勝負”なら、資産形成は“時間で育てる勝負”。

      • 毎月の積立=軍資金の配分
      • インデックス投資=安定台への長期投資
      • 相場観の読み=イベント日と波読みの応用
      • 利確・損切り=やめ時の哲学

      スロッター脳は、資産形成に最適化できる。
      勝ち方は変えても、勝ち筋は変わらない。

      🔁“勝ち続ける力”は、仕組み化と継続

      スロットでは、勝ち方を“再現性”のある形にすることが重要だった。
      投資でも同じ。仕組み化と継続が、勝ち続ける力になる。

      • 毎月の積立を自動化する
      • 資産配分を定期的に見直す
      • 感情に流されず、ルールで動く

      この仕組みがあることで、複利が育ち、資産が残る

      💡僕のスタンス:勝ち方より、勝ち続ける仕組み

      僕は、スロットで勝っていた。
      でも今は、資産形成で“勝ち続ける仕組み”を育てている

      • iDeCoで毎月積立
      • インデックス中心の長期運用
      • 節税と資金管理をセットで設計

      勝ち方は一瞬。
      勝ち続ける力は、仕組みと継続から生まれる。

      🏁まとめ:スロッター脳は、資産形成の武器になる

      • スロットで培った力は、資産形成に通じる
      • 資産形成は“育てる勝負”──時間と仕組みが鍵
      • 勝ち続ける力は、感覚×戦略×継続の掛け算
      • スロッター脳は、資産形成の武器になる

      このシリーズを通して、僕が伝えたかったのは、
      「勝ち方を変えることで、人生の残るものが変わる」

      スロットを卒業して、資産形成に挑む。
      それは、勝ち続ける力を“未来”に向けて使う選択

      ここからが、本当の勝負。

    • 🎰やめ時の哲学──利確と撤退の判断軸

      スロットでも投資でも、勝ち続ける人は「打ち方」だけじゃなく、「引き方」がうまい。
      今回は、スロッターの“やめ時”と投資家の“利確・損切り”の判断軸を重ねて、勝ちを守る哲学を掘り下げてみたい。

      🎯スロットのやめ時=流れを読む力

      スロッターがやめ時を判断する場面は多い:

      • 設定推測が外れたとき
      • 挙動が弱くなったとき
      • 軍資金が残り少ないとき
      • “違和感”を感じたとき

      「もう少し打てば出るかも…」という誘惑を断ち切れるかどうか。
      それが、収支を守る力になる。

      📉投資の利確・損切り=感情との戦い

      投資でも、やめ時の判断は難しい:

      • 利益が出ているけど、もっと伸びそう
      • 含み損があるけど、戻るかもしれない
      • 相場が荒れているけど、売るべきか迷う

      ここで重要なのは、事前にルールを決めておくこと

      • 利確ライン:◯%上がったら売る
      • 損切りライン:◯%下がったら撤退
      • 時間軸:◯ヶ月で成果が出なければ見直す

      感情に流されず、冷静に判断できる仕組みが必要。

      🧠“引く勇気”が勝ちを守る

      スロットでも投資でも、引くタイミングを見誤ると、勝ちが負けに変わる

      • 粘りすぎて収支がマイナスに転落
      • 利確を逃して利益が消える
      • 損切りできずに塩漬けになる

      だからこそ、“引く勇気”は勝ちを守るための戦略

      💡僕のスタンス:納得して引く

      僕自身は、「納得して引く」ことを大事にしている。

      • スロットでは、設定が見えないときは潔く撤退
      • 投資では、利確・損切りラインを事前に決めておく
      • “違和感”を感じたら、無理に追わない

      引くことで、次のチャンスに備える余力が生まれる。

      それが、長く勝ち続けるための土台になる。

      🏁まとめ:やめ時は、勝ちを守るための戦略

      • スロットのやめ時=挙動・資金・違和感で判断
      • 投資の利確・損切り=事前ルールと冷静さが鍵
      • 引く勇気が、勝ちを守る力になる
      • 納得して引くことで、次の勝ち筋が見えてくる

      次回は、「スロット卒業の設計図──資金を“育てる場”へ移す」について掘り下げていきます。
      勝ってるのになぜ辞めるのか、勝ち続ける場所を変える理由について話します。

    • 🎰設定推測と企業分析の思考法──スロッター脳で読む成長予測

      スロッターが設定を読むとき、何を見ているか?
      台の挙動、過去の履歴、店の傾向──つまり、データと違和感の両方。

      株式投資でも、企業の成長性を見極めるには、数字と空気感の両方が必要になる。

      今回は、スロッターの“設定推測”と投資家の“企業分析”の思考法を重ねて、勝ち筋を読む力について考えてみたい。

      📊設定推測=挙動と履歴の読み解き

      スロッターが設定を読むとき、見るポイントは多い:

      • 初当たりの軽さ
      • 小役の落ち方
      • グラフの形状
      • 前日の履歴や据え置きの可能性

      これらを総合して「設定6っぽい」「中間設定かも」と判断する。
      でも、確定演出が出るまで“確信”は持てない。だからこそ、読みの精度が勝敗を分ける。

      🏢企業分析=数字とストーリーの読み解き

      投資家が企業を分析するときも、見るポイントは多い:

      • 売上・利益・EPSなどの財務指標
      • 市場シェア・競合との比較
      • 成長テーマ(AI・EV・再生エネルギーなど)
      • 経営陣の方針・IR資料のニュアンス

      でも、数字だけでは見えない“空気感”がある。
      「この企業、なんか伸びそう」──それは、違和感と直感の融合から生まれる。

      🧠読みの精度を高める共通スキル

      スロッターも投資家も、読みの精度を高めるには:

      • 過去データの蓄積(履歴・決算)
      • 経験による“違和感”の感知力
      • 仮説を立てて、検証する習慣
      • 感情に流されず、冷静に判断する力

      つまり、勝ち筋を読む力は、情報と感覚の掛け算で育つ。

      💡僕のスタンス:数字を見て、違和感を信じる

      僕自身は、「数字を見て、違和感を信じる」というスタンス。

      • スロットでは、グラフと小役の落ち方に違和感があれば追う
      • 投資では、決算が良くても株価が下がる“逆の動き”に注目する
      • 違和感があるときこそ、チャンスが潜んでいる

      この“読みの感度”が、設定6を掴む力にも、成長株を見抜く力にもつながる。

      🏁まとめ:読みの力は、感覚と検証の融合

      • 設定推測=台の挙動と履歴から読み解く
      • 企業分析=数字とストーリーから成長性を読む
      • どちらも、確定はない。だからこそ“読みの精度”が勝敗を分ける
      • 情報と違和感の掛け算が、勝ち筋を導く

      次回は、「やめ時の哲学──利確と撤退の判断軸」について掘り下げていきます。
      スロットでも投資でも、“引く勇気”が勝ちを守る鍵になる。

    • 🎰分散 vs 集中──スロッターと投資家のジレンマ

      「今日は複数台を触るか、1台に絞るか」
      スロッターなら誰もが悩むこの選択。実は、株式投資でもまったく同じジレンマがある。

      今回は、分散と集中

      🎯分散投資=複数台を触る立ち回り

      スロッターが複数台を打つ理由は、リスクを分散しながらチャンスを探る

      • 設定が読みにくいときは、複数台を試して挙動を見る
      • 1台に絞ると負けたときのダメージが大きい

      今回は、分散と集中という戦略の違いを、スロッター脳で読み解きながら、投資家のポートフォリオ構築にどう活かせるかを考えてみたい。

      🎯分散投資=複数台を触る立ち回り

      スロッターが複数台を打つ理由は、リスクを分散しながらチャンスを探るため。

      • 設定が読みにくいときは、複数台を試して挙動を見る
      • 1台に絞ると負けたときのダメージが大きい
      • 複数台に触ることで、店全体の傾向が見えてくる

      投資でも同じ。
      複数銘柄に資金を分けることで、リスクを分散しながら安定したリターンを狙う

      • 株式・債券・現金など、資産クラスを分ける
      • 国内・海外・業種別に分散する
      • 1つの銘柄が下がっても、他でカバーできる

      🔥集中投資=1台に全ツッパする勝負

      一方で、スロッターが「この台は設定6だ」と確信したときは、全ツッパで集中投資する。

      • 根拠が揃っているなら、分散より集中の方が期待値は高い
      • 時間効率・収支効率が良くなる
      • 勝ち筋が明確なときは、迷わず打ち切る

      投資でも、成長性の高い銘柄に集中投資することで、大きなリターンを狙える。

      • テーマ株やグロース株に絞る
      • インデックスではなく個別株に集中
      • 資金効率を最大化する戦略

      🧠ジレンマの正体:勝率 vs リターン

      分散は勝率を高める戦略

      集中はリターンを最大化する戦略

      どちらが正解かは、その日の状況・資金・目的によって変わる。

      スロッターなら「イベント日」「過去データ」「店の傾向」で判断

      投資家なら「相場環境」「銘柄分析」「資産目標」で判断

      つまり、分散と集中は“どちらか”ではなく“使い分け”が鍵
      💡僕のスタンス:分散で守り、集中で攻める

      僕自身は、基本は分散、チャンスが来たら集中というスタンス。

      • 普段はインデックス投資で広く分散
      • テーマ株やイベント時は一部集中投資
      • スロットでも、朝イチは様子見→確信が持てたら全ツッパ

      この“守りと攻めの切り替え”が、資産形成でも収支管理でも安定感を生むと感じている。

      🏁まとめ:分散と集中は、勝ち筋の選び方

      • 分散=リスクを減らし、安定を狙う
      • 集中=期待値を最大化し、大きく勝つ
      • スロッターも投資家も、状況に応じて使い分けるのが鍵
      • “勝ち筋”は、戦略とタイミングの掛け算で決まる

      次回は、「設定推測と企業分析の思考法」について掘り下げていきます。
      スロッターの“挙動読み”と投資家の“成長予測”──その共通点を探ってみましょう。